関係性の持続を捨象することで快楽の純粋持続を高めるテレホンセックス

関係性の持続を捨象することで快楽の純粋持続を高めるテレホンセックス

関係性の持続を捨象することで快楽の純粋持続を高めるテレホンセックス

テレホンセックスの基本は「別れ」であり、別れを前提とした一回性の刹那的な邂逅にこそ、その醍醐味があります。

出会い目的でテレクラ利用をするテレクラユーザーと、テレホンセックス目的でテレクラを利用するテレクラユーザーが「水と油」のように相容れないのは当然のことです。彼らはそれぞれにまったく真逆の方向に向かって走っている相反する勢力なのです。

もちろん、「出会い目的」のテレクラ利用においても「別れ」というものは内在しています。

たとえば、セフレを求めているタイプのテレクラユーザーで、なるべく一夜限りの関係で終わらせるということを決めている場合は、「出会い」と同時に「即ハメ」し、ハメ終わるやいなやその相手の前から雲隠れするようにドロンしてみせる、飛ぶ鳥跡を濁さない、というような遊び方になるでしょう。

この場合、出会い目的のテレクラというのは「別れ」を基本にした、刹那的な邂逅に「快楽」の根幹を置いているという点で、テレホンセックスに接近することになるということができるでしょう。

もちろん、「セフレキープ」あるいは「恋人探し」というような「出会ったあとの持続的な関係」を求めるタイプの遊び方であっても、その出会いなり関係性というのは「永遠」ではなく何らかの形で「終わり」が待ち受けているわけですから、テレクラ遊びというものが「別れ」という内在する力にまったく侵食されないということはまずありえません。

とはいえ、「出会ったあとの持続的な関係」を求めているタイプのテレクラユーザーは「出会い」というものと「別れ」というものがなるべく遠ざかり、出会ったあとの時間が長引くように願い、また、そのために動き、涙ぐましい努力をするのですから、積極的に「別れ」を引き受けて刹那的な邂逅に賭けるというような行動をとることはまずないでしょう。

さて、これらのことを踏まえたうえで、テレホンセックスの刹那的な邂逅、「別れ」を前提とした快楽に踏み込んでいくことになるのですが、その前に、やはり、テレホンセックスにおいてもまた、「出会い」を目的としたテレクラユーザーが「別れ」の瞬間を引き伸ばすように、テレホンセックスのパートナーとの別れを惜しむ場合があることをまずは書いておく必要があるかもしれません。

「テレホンセックスフレンドとの持続的な関係」を求めるテレクラユーザーがある程度存在するのも事実であり、これらのテレクラユーザーは、テレクラという場所を離れてお互いの実際の電話番号などを交換することで「同じ相手」との「複数回のテレホンセックス」をすることになります。

とはいえ、こういった「テレホンセックスフレンド」との持続的な関係を求めるテレクラユーザーというのは、テレホンセックスプレイヤー全体の人口からすると、それほど多くはありません。

「別れ」を回避し、同じ相手との持続的なテレホンセックスを求める場合、それは、テレクラという場所で巡り合ったテレホンセックスフレンドを相手にした場合よりも、「遠距離恋愛のカップル」などのほうがそういった持続的な関係を形成しやすいのではないかと思われます。

テレクラという場所を利用してテレホンセックスをするタイプの人間というのは、男女ともに、「別れ」が基本であることを前提として受け止めており、「顔も身体も見たことがない、ともすると、名前もしらないまま過激なテレホンセックスをした相手」という記憶だけを持ち帰ることになるテレホンセックスを好みます。

ですから、相手のプライベートの領域にまで踏み込もうとして持続的な関係を築くことは、テレクラを通したテレホンセックスでは難しいと言わざるをえません。

もちろん、「テレホンセックスからの出会い」という、「出会いのきっかけとしてのテレホンセックス」「目的ではなく手段としてのテレホンセックス」を志向しているのであれば話は別ですが、そこで築かれることになる「持続的な関係」というのは「セックスを通して持続される関係」であって「テレホンセックスを通して持続される関係」ではない場合がほとんどです。

テレホンセックスを手段としてではなく目的としてとらえ、テレホンセックスという快楽のなかに頭から突っ込んで全身で浸かることを求めているタイプというのは、こういった「手段としてのテレホンセックス」「出会いのためのテレホンセックス」を忌避している傾向があります。

そして、こういったテレホンセックスプレイヤー、純粋テレホンセックスを希求してやまないテレホンセックスプレイヤーは、「一回性に支えられた刹那的な邂逅」としてのテレホンセックスを至上のものとしてとらえ、「別れ」が内在された関係性そのものに欲情することになるのです。

テレホンセックスをプレイする「私」や「あなた」はいなければならないが、「私」や「あなた」がどんな名前を持っている人間であるかはどうでもいい、ただただ「わたしたち」のテレホンセックスがあればよくて、その「わたしたち」のテレホンセックスというものは、「わたしたち」の「別れ」を内包したつかのまの回線のなかにしか発生しない。

純度の高いテレホンセックスプレイヤーというのは、おそらくは、このような地点からテレホンセックスをプレイしはじめることになるのです。

テレホンセックスというのは「持続的な関係」を拒否し、その刹那的な邂逅に賭けるときにこそ快楽を最大限に強めるプレイですが、「持続的な関係」を避けることによって、テレホンセックスという行為のなかに純粋持続としか言いようがない内的な時間を生起させるものでもあるということができるのかもしれません。

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