テレホンセックスにおいて射精はどれほど重要か

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テレホンセックスにおいて射精はどれほど重要か

テレホンセックスにおいて射精というのはどの程度の意味を持っているものなのでしょうか。テレホンセックスにおいて、射精というものは「必要不可欠な要素」なのでしょうか。

もちろん、多くのテレホンセックスにおいて、「射精がなかったテレホンセックス」に比べて「射精があるテレホンセックス」のほうが満足度が高いということはあるでしょう。

そのような見地から考えていくと、テレホンセックスというものと射精というのは不可分の、切って離せない関係にあるようにも思えてきます。

その一方で、テレホンセックスというのは、そこに射精がなかったとしても成立するプレイでもあるわけです。そもそも、「射精がなかったテレホンセックス」という一文は、同時に「射精がなくてもテレホンセックスがあった」ということを意味するのですから。

テレホンセックスをプレイする人のなかには「テレホンセックスには射精がなければならない」ということを考えている人が一定数存在しますが、このような思い込みには早い段階で見切りをつけたほうがいいかもしれません。

「テレホンセックスによる射精」の快楽は、その瞬間だけに眼を向けますと、あくまでも「射精の快楽」でしかなくて、「テレホンセックス独自の快楽」ではありません。

つまり、「テレホンセックスにおける射精の快楽」というのは「テレホンセックス独自の持続時間のなかで発生する快楽の先にある付属的な快楽である」ということができるのではないかと思います。

ただ射精をするだけであれば、テレホンセックスにこだわらず、セックスでもオナニーでもいいわけです。しかし、セックスでもオナニーでもなく、テレホンセックスを選ぶというのですから、そこには、射精とはまるで違うテレホンセックスだけの快楽がなければなりません。

となると、「付属的な快楽」でしかない「射精の快楽」を取り払った状態から「では、テレホンセックスの快楽とはなんなのか」ということを改めて考えはじめる必要があるのではないでしょうか。

「射精」という要素を取り払った状態から出発する「テレホンセックスの快楽」についての思考を通すことによって、「よりよいテレホンセックス」のための道筋が切り開かれ、テレホンセックスによる快楽指数はさらに上昇していくことになるはずです。

「射精」というのは、テレホンセックスを成立させるための条件とはなりません。テレホンセックスを成立させる最低条件は、「電話でのやりとりである」「声と言葉だけで進行するプレイであり、相手の肉体に触れることや見ることができない」という二つに絞られています。

この二つの成立条件以外の要素は、「テレホンセックスにまつわる付随物」ではあっても「テレホンセックスの最低条件」にはなりえません。

テレホンセックスというプレイ特有の快楽の鍵は、この「テレホンセックスを成立させる最低条件」のなかにあるということができるでしょう。

「テレホンセックスを成立させる最低条件」が、テレホンセックスというプレイの特徴をどのように規定しており、また、その条件に縛られていることによって、どのような快楽が発生しているのか、ということを考えることは、「テレホンセックスの快楽」について考えるということにそのまま直結しています。

この「テレホンセックスの快楽」の所在を明らかにすることによって、「射精の快楽」ではなくて「テレホンセックスの快楽」を追求する方向でテレホンセックスを練り直すことが可能になります。

「テレホンセックスの快楽」が追求され、より快楽的になる、ということは、結果としては「テレホンセックスの快楽の先にある付随物としての射精の快楽」を高めることになります。

ですから、「射精」という要素をいちど取り払って「テレホンセックスの快楽」について考えるということは、最終的には、めぐりめぐって「テレホンセックスのラストに訪れる射精」の快楽をより強烈にするための方法を探るという地点へと繋がっていくのです。

もちろん、「テレホンセックスの快楽」についての思考は、「付属物としての射精」という最終地点にばかり繋がっているのではありません。

その思考は、たとえば、「イメージプレイ」や、倒錯したSMプレイなどを楽しむ「SMテレホンセックス」といったプレイへと派生し、それらのプレイの快楽のありかを考えていくための基礎的な位置を占めることにもなるでしょう。

この基本的な思考を疎かにして、「射精」であるとか「イメージプレイ」であるとか「SM」という付属物でしかない要素を出発点としてテレホンセックスの快楽について考えるのは、本末転倒であるとさえ言わなければなりません。

「テレホンセックスをプレイしているが、最近どうにも射精があまり気持ちよくない」などと考えて悩んでいる人がもしいるならば、問題設定を「射精の快楽」ではなくて「テレホンセックスの快楽」に変えるだけで、思わぬ解決策が見いだされ、マンネリ化して快楽が薄れたテレホンセックスから脱することができるかもしれません。

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